今回は保活について書いていきます。
保活と聞くと、なにやらめんどくさい、どんなことからすればいいの?などの印象はありませんか?
かわいいわが子のために、頑張りたいところですよね!
今回は、保活の基本的なことについてまとめてみました。
これから保活をする方、している方にもお役に立てる情報(のはず)です。
それでは、見ていきましょう。
今回の目次
まずは保育園について知ろう
保育園とは、0才から就学前の子供を預かる施設のことです。朝の8時頃から親の就業時間が終わるまで子供を預かってくれます。
夏休み、冬休みはありません。乳幼児についての専門知識のある保育士がいます。
入園するには、共働き、親の病気や通学などの多数の項目のいずれかに該当し、「保育の必要性」が認められることが必要です。
●管轄
厚生労働省、内閣府
●利用条件
0〜5才の就学前の子供がおり、保育を必要とする家庭であること
●時間
朝の8時頃〜夕方(延長も可能)
●保育料
認可の保育園 → 市区町村民税の課税額に応じて自治体が決定します。
認可外の保育園 → 保育園側が決定します。
●設備
認可の保育園では、調理設備が必須です。
保育園のタイプはどんなのがあるの?
◆認可保育園
施設の広さ、職員の数・資格、保育内容、給食設備などの国が定めた基準をクリアし、都道府県知事に認可された保育園のことです。
●園児の数は?
20人以上
●どんな人が預けられる?
共働き家庭、家庭で保育ができない人が対象
●預けられる年齢は?
0〜5才
●預けられる時間は?
朝8時頃〜夕方まで(+延長保育もあり)
◆認定こども園
保育園と幼稚園の両方の機能を持っています。子供が3才以上であれば、共働き等関係なく入園可能です。「保育の必要性」が認められれば、保育園同様、夕方まで預けることができます。
●園児の数は?
20人以上
●どんな人が預けられる?
すべての親が対象
●預けられる年齢は?
0〜5才(0〜2才は「保育の必要性」が必須)
●預けられる時間は?
朝8時頃〜夕方まで(+延長保育もあり)
◆小規模保育
19人以下の3才未満児をあずかる施設です。「子ども・子育て支援新制度」で認可外から市区町村による認可になりました。保育する方には無資格者も含まれる可能性がありますので、直接確認したほうがいいかもしれません。
●園児の数は?
6〜19人
●どんな人が預けられる?
共働き家庭、家庭で保育ができない人が対象
●預けられる年齢は?
0〜2才
●預けられる時間は?
朝8時頃〜夕方まで(+延長保育もあり)
◆家庭的保育
自治体が認定した保育者が自宅、または自治体が指定する場所で少人数の子どもを保育する場です。家庭的な雰囲気で保育できることが特徴です。
●園児の数は?
1〜3人
●どんな人が預けられる?
共働き家庭、家庭で保育ができない人が対象
●預けられる年齢は?
0〜2才
●預けられる時間は?
朝8時頃〜夕方まで(+延長保育もあり)
◆事業所内保育
会社や病院が従業員のために設けた保育所です。「子ども・子育て支援新制度」では、その中の一部が従業員以外の利用も可能となり、市区町村の認可となりました。
●園児の数は?
制限なし
●どんな人が預けられる?
共働き家庭、その事業所で働く人、地域の一般の人が対象
●預けられる年齢は?
0〜2才
●預けられる時間は?
朝8時頃〜夕方まで(+延長保育もあり)
他にも一時保育もありますが、住んでいる地域によっては、当てにできるものではありません。
実際、私の住んでいる地域でも一時保育も探してみると、名目上実施しているが、実態は定員に達しているため預かれない、現在は受け付けていないなど、本当に機能させる気があるのか疑わしい場合もあります。
お住いの地域の保育園に確認してみることをおすすめします。
また、ファミリーサポートという事業も各自治体にあります。詳しくはこちらに記載してますので、ご参照ください。
保活スケジュールはどうすればいいの?(4月入園の場合)
気になるのは、いつから保活をスタートさせればいいのか?ということだと思います。
早いに越したことはありませんが、大まかなのスケジュールを見ていきましょう。
5〜8月までにすること
理想はこの頃から保活をスタートできるといいですね。
この時期にやっておいたほういいポイントを見ていきましょう。
▶自治体の窓口で情報収集しましょう
保育園情報、待機児童の状況、例年の競争率を聞いておきましょう。
電話やホームページだけではわからない情報についても聞いておくといいですね。
自治体によっては、認可外の保育園については、窓口では答えてくれないので、実際に訪問するのもありです。
▶保育園に見学に行きましょう
自治体の窓口で情報収集したら、子どもを送り迎えできそうな保育園をピックアップしましょう。
大体の保育園は、ホームページに教育方針、年間行事が書かれています。
自分が気になる保育園を優先的に回るといいですね。
情報収集を一通り終えたら、子どもを入園させたい保育園をまとめておきましょう。
9〜1月までにすること
お住いの自治体にもよりますが、この時期から保育園の入園申し込みが始まります。
いつから入園の申込みが始まるか、はやめにチェックしておきましょう。
自治体の窓口に必要な書類を提出したら、あとは待つだけです。
もしものことを考えて、認可外の保育園もチェックしておけるといいですね。
また、新設される保育園が出てくることもあります。これは事前に通知はされないので、こまめに情報をチェックしておくしかないです。
2月にすること
入園内定の発表が始まる時期です。
保育の必要性が高い家庭から順に認定、通知されます。
保育園が内定したら、認可外の保育園に申し込みしていた場合はすみやかにキャンセルしておきましょう。
3月にすること
入園準備を始める時期です。
保育園で、入園後の生活について打ち合わせを行います。
園で使う持ち物の購入、名前つけなどの準備も行います。
予防接種も忘れずにできるといいですね。
4月にすること
慣らし保育がスタートします。
初日は1〜2時間、2日目はお昼ころまでなど、1〜2週間かけて徐々に保育園に慣らしていきます。
ここまで、保活のスケジュールを見てきました。
書いたのはおおよその時期ですので、お住みの自治体の窓口で詳細な日程を聞いておきましょう。
時間を有効に使えるよう、保活をできるといいですね。
保育園見学時にみるポイント
保育園の見学時に聞いておいたほうがよいポイントを見ていきましょう。
▶父母会があるかどうか
保育園のイベントの実行委員がメインです。
夏祭り、バザー、クリスマス会などの行事を行うために、あくまで有志で集まる会合です。
集まる頻度も保育園によって違いますので、聞いておくといいかもしれません。
子どものためとはいえ、貴重な休日を返上して集まるところが多いので、拒絶反応を示す方もいるようです。
また、基本的に保育園はノータッチです。お好きにどうぞ、というスタンスです。予算は保育園持ちですが。
▶子どもが熱を出したときの対応はどう?
保育園によって、親に引き取りに来てもらう基準が違います。
すぐに引き取りさせる保育園もあれば、一旦様子を見てくれる保育園もあります。
大事な子どものことなので、できればすぐに引き取りに行きたいですが、仕事中の場合、そういうことが難しい場合もあります。
一旦様子を見てくれるところのほうが、働く身としては助かりますね。
▶朝、子どもを預けるときの様子はどう?
これは雰囲気というより、朝に子どもを預けるときに親がしなければいけないことのチェックです。
子どもと、子どもが使う荷物を施設の玄関先で預けるだけか、保護者がコップ、タオルなどを設置しなければいけないのか、ですね。
朝の忙しい時間に、保育園の方に一通りやっていただけるとすごく助かりますよね。預けるだけでOKですので。
▶立地・施設の確認
施設の設備を確認しましょう。子どもたちが過ごす場所が清潔に保たれているか、どのようなおもちゃ、絵本があるかをチェックしましょう。
また、トイレトレーニングも行いますので、トイレの様子も確認できるといいですね。
また、どうやって園まで行くのか、出勤時間に間に合う時間なのか、電車の場合は通勤ラッシュに重なっていないか確認しておきましょう。
▶先生・事務員・園児の様子
保育園の方針をしっかり説明してくれる先生や、事務員の方も気持ちよく挨拶をしてくれるかも大事ですよね。
子ども達の様子もチェックしてみてください。楽しそうに遊んでいる様子が見られたら、安心できますよね。
▶保育時間の確認
父母の勤務時間を考慮し、無理なく送り迎えができる時間かをチェックしましょう。また、送り迎えが祖父母や兄弟でも可能かどうかもチェックしておくと安心かもしれませんね。
急な残業による延長保育も可能かどうかも聞いておけると万全です。
休日保育の有無もチェックしておきたいですね。
休日出勤がある場合も安心して働けます。
▶保育料の確認
認可保育園の場合は、世帯の年収に応じて保育料が決まります。認可外保育園などは施設ごとに保育料を設定しています。
自治体によっては、認可外でも保育料の補助金がでますので、忘れずに確認しておきましょう。
▶給食の確認
子ども達が毎日口にするものなので、確認しておきたいポイントですね。
栄養バランスのよい食事になっているか、おやつも適量かなどを見ておきたいです。
認可保育園の場合は心配ないのですが、認定こども園の場合は外注している場合がありますので、メニューや材料を確認しておくといいですね。
▶年間スケジュールの確認
保護者の参加やお弁当が必要な行事がどれくらいあるか確認しておくといいでしょう。
英語やスポーツ教室を開催している保育園もありますので、関心のある方であれば、チェックしてみるのもいいですね。
▶持ち物の確認
保育園指定のものであったり、お昼寝用の布団等を準備する必要があるのかどうかをチェックしておきたいですね。
ポイントは、親がどこまで自分で用意しなければいけないのか、です。
保育園で用意もらえれば、それだけで助かりますからね。
例えば、紙おむつに一枚一枚名前を書いておかなければいけないのか、保育園で書いてくれるのか、あたりですね。
基本満点じゃないと入れない
よく聞く、保育園の入るための点数のお話です。
父親30点、母親30点の合計60点、1家庭が取れる最大の点数です。
ここに、各家庭の状況に応じて加点がされます。
加点の項目については、各自治体から配布されている資料を参照することをおすすめします。
例えば、「父または母が単身赴任中の場合」などです。
ライバルが多い中、保育園に入るためには、基本満点以上を取れないと難しいかもしれません。
まあ、保育園に入れないのは人口密度の高い自治体に限った話かもしれませんが。
満点以上とるためには加点が必要
加点を取るために、自分ができることを加点の一覧からピックアップしておきましょう。
そこから現実的な方法を実行に移しておきましょう。
例えば、私の住む自治体では、以下のポイントがあります。
▶認可外保育園に預けておく
これは1ヶ月でもいいので、一度預けたことがあるという実績を作っておきましょう。
▶産休中かどうか
産休中かどうかも加点の対象となります。
残念ながら、専業主婦、退職された方はこれに該当しません。
▶父または母が単身赴任中かどうか
先程も書きましたが、これも加点対象となります。
減点対象とならないようにしましょう
保育園に入るために加点の要素があるように、減点の要素もあります。
例えば、私の住む自治体では、以下のポイントがあります。
●保育施設の入所内定を辞退した場合
●入園した年度内の転園希望した場合
●市外在住で、父母いずれの勤務地も市外の方
4月入園の枠が多い
大体の保育園で、0才クラスの子ども達が1才クラスに上がっていきます。
そのため、一気に0才クラスの枠が空くことになります。
つまり、0才の頃から預けておけるとそのまま上のクラスに上がっていけることになります。
また、4月でほとんどの空き枠を埋めてしまうので、5月以降の入園は難しくなります。
引っ越しで出ていかれる方がいる場合や、たまたま空きがある場合だけに入園できるイメージです。
更に、自治体によっては入園を受け付けていない時期がある場合がありますので、こればっかりはお住いの自治体に問い合わせる必要がありますね。
保育園に入れなかった時は?
保育園に入れなかった場合は、どうすればよいのでしょうか。
基本は保育園に空きが出るか、見つかるまで待機しているのが実情です。
しかも、いつ空きがでるか分からないので、毎月入園届を提出する必要があります。
その間は、認可外保育園、認証保育園、家庭保育園の空きが見つかれば預けておく、という方法しかないようです。
ファミサポを活用する
ファミサポは、子ども預かってもらえたり、保育園までの送り迎え、フリーマケットなどのいろいろなイベントも催してくれます。
保育園と違い、一時預かりの料金が安い、登録料不要というメリットがあります。
ただし、ファミサポで支援していただける方の都合が合わなければ利用できないところに注意しましょう。
仕事として支援していただけるわけではないですからね。
詳しくは各自治体に問い合わせてみてください。
まとめ
今回は保活について書いてきました。
保育園の種類や、いつ頃から保活をスタートさせたほうがいいのかなど、これから保活を始める方、現在保活中の方にも参考としていただけるような情報を書いたつもりです。
また、世の中のお父さん達にもぜひ見てもらいたい記事です。この記事を見ている時点で保活を手伝っている、保活をしているお父さんだとは思いますが、私が保活中に調べたことを参考にしていただけるとうれしいです。
ぜひ保活の時間を有意義にお過ごしください。