前回のメルカリ記事では、「らくらくメルカリ便」について解説しました。
メルカリを利用したことのある方はご存知だと思いますが、実は「らくらくメルカリ便」以外にもオトクなメルカリ便があります。
2017年6月20日にサービスが開始された、「ゆうゆうメルカリ便」という配送サービスです。
今回は「らくらくメルカリ便」との違いも交えながら、「ゆうゆうメルカリ便」について使い方、送料、メリット、デメリットを紹介していきます。
ゆうゆうメルカリ便って?
ゆうゆうメルカリ便は、メルカリと日本郵便が提供している配送サービスです。
その中身は「ゆうパケット・ゆうパック」ですね。
通常のゆうパックよりも、安い料金で発送できることが特徴です。
後述もしますが、ゆうゆうメルカリ便は、郵便局とローソンから発送することができます。
らくらくメルカリ便では、ファミマとサンクスでしたので、これをカバーするために考えられたサービスなのかもしれませんね。
ゆうゆうメルカリ便のメリット
ゆうゆうメルカリ便の最大のメリットは「最安で配送できること」です。
他にもメリットがありますので、まとめてみますね。
●小さいサイズがオトクに配送できる
●郵便局 or コンビニ受け取りができる
●宛名書き不要
●メルカリの取引画面で配送状況が確認できる
●匿名で商品を発送することができる
●万が一の時も商品代金はメルカリが全額保証してくれる
では、どういうことか順番に見ていきましょう。
小さいサイズがオトクに配送できる
ゆうゆうメルカリ便では「A4サイズ」「厚さ3cm以内」の商品であれば、全国一律175円(税込)の送料で送ることができます。
これはかなりのオトクポイントですよね。
配送方法について詳しく見ていきましょう。
●ゆうパケット
●ゆうパック
ゆうパケット
小型サイズの配送方法です。
規格等は以下の通りです。
●料金:全国一律175円(税込)
●サイズ:A4サイズまで(3辺合計60cm以内、長辺34cm以内)
●厚さ:3.0cm以内
●重さ:1kg以内
ゆうパケットの用途は、「アクセサリー」「スマホケース」「薄手の衣類」などですね。
全国一律の料金なので、日本のどこに送っても175円です。
通常のゆうパックよりもオトクなのも、ポイント高いですよね。
【ゆうパケットの注意点】
●商品の代金が300円以上でないと利用できない
ゆうパック
中〜大型サイズの配送方法です。
規格等は以下の通りです。
サイズ(縦横高さの合計値) | 重さ | 送料(全国一律) |
60サイズ | 30kgまで | 600円 |
80サイズ | 30kgまで | 700円 |
100サイズ | 30kgまで | 900円 |
ゆうパックの用途は、厚手の衣類、靴、その他もろもろですね。
サイズによって料金が異なっていますが、だいぶ安い方です。
【ゆうパックのの注意点】
●商品の代金が1,000円以上でないと利用できない
郵便局 or コンビニ受け取りができる
ゆうゆうメルカリ便は、最寄りの郵便局やコンビニで受け取ることができます。自宅には送りたくない!という購入者にはやさしいサービスですよね。
24時間営業のコンビニであれば、いつでも荷物の受取が可能です。
仕事が忙しかったり、どうしても自宅で受け取れない方にとって嬉しいサービスですね。
また、「はこぽす」という日本郵便の宅配ロッカーでも受け取ることができます。
ゆうゆうメルカリ便で受取が可能な場所は以下の通りです。
●自宅
●郵便局
●ローソン
●ミニストップ
●はこぽす
宛名書き不要
らくらくメルカリ便と同様に、配送用の2次元コードを生成して、コンビニの店頭の端末にかざす、郵便局に持っていくだけで、宛名書きが不要になります。
送料は購入者との決済時に自動で差し引かれる形となるため、レジでの会計も不要です。
楽ですね−。
メルカリの取引画面で配送状況が確認できる
メルカリアプリの取引画面から、発送状況を確認することができます。
配送番号の入力がないのも助かりますね。
匿名で商品を発送することができる
出品者、購入者が自分の名前、住所のやりとりをする必要なく、匿名で商品のやりとりができます。
こちらも、「らくらくメルカリ便」と同様ですので、安心です。
送り状の印字は公式によると、次のように記載されています。
■ 出品者
ゆうパックの出品者側の送り状控えには依頼主欄の記載がされますが、荷物に貼り付ける送り状本体の依頼主欄は匿名となっておりますので、ご安心ください。
※ゆうパケットは控えがございません
■ 購入者
送り状に印字されているお届け先情報は、出品者側で送り状を印字した時点では暗号化された状態となっております。
郵便局で発送手配を行う際に、暗号化された情報からお届け先住所を読み取ったシールを送り状に貼り付けるため、出品者側がお届け先情報を閲覧することはできませんので、ご安心ください。
万が一の時も商品代金はメルカリが全額保証してくれる
配送中に万が一のことがあった場合は、メルカリが全額保証してくれます。
ゆうゆうメルカリ便のデメリット
●荷物の集荷に対応していない
●配送日時の指定ができない
●コンビニ・はこぽすの受け取りの場合、受け取り期限がある
●利用できない郵便局もある
●ミニストップは受け取りのみ対応可
こんなところでしょうか。
デメリットというか注意点のようなことが多いですね。
何点か詳しく見ていきましょう。
コンビニ・はこぽすの受け取りの場合、受け取り期限がある
ゆうゆうメルカリ便で発送された商品には受取期限があります。
期限を過ぎると、商品が出品者に返品されますのでご注意くださいね。
受け取り期限について、以下にまとめてみます。
受け取り場所 | 受け取り期限 |
郵便局・コンビニ | 店舗到着の翌日から7日以内 |
はこぽす | 店舗到着のお知らせから3日以内 |
利用できない郵便局もある
ゆうゆうメルカリ便は、日本郵便のサービスのため、全国の郵便局で利用できると思いますが、小規模な郵便局では受け取りには対応していないところもあるみたいです。
対応店舗についてはこちらからお調べください。
ミニストップは受け取りのみ対応可
ゆうゆうメルカリ便は、コンビニでの発送、受け取りが可能ですが、ミニストップでは受け取りのみ可能となっています。
発送はできないので気をつけてくださいね。
コンビニに関して以下にまとめましたので、参考にしてみてください。
発送場所 | 受け取り場所 |
ローソン | ローソン、ミニストップ |
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ここが違うよ!ゆうゆうメルカリ便
では、「ゆうゆうメルカリ便」と「らくらくメルカリ便」はどこが違うのでしょうか。
ちょいちょい先述していますが、まとめてみました。
●対応サイズが違う
●料金が違う
●発送できる場所が違う
●集荷方法が違う
●受け取り場所の選択肢が違う
違いのまとめ一覧はこちら↓
らくらくメルカリ便 | ゆうゆうメルカリ便 | |
発送場所 | ヤマト営業所、ファミリーマート、 サークルKサンクス |
郵便局、ローソン |
集荷 | 可能 | − |
受取場所 | 自宅 | 自宅、郵便局、ローソン、 ミニストップ、 日本郵便の宅配ロッカー「はこぽす」 |
対応サイズ | ネコポス、宅急便コンパクト、 宅急便60〜160サイズ |
ゆうパケット、 ゆうパック60〜100サイズ |
引用元:ゆうゆうメルカリ便 – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ
では、詳しく見ていきましょう。
違い1 対応サイズが違う
ゆうゆうメルカリ便で扱える荷物のサイズは、「ゆうパケットのA4サイズ・ゆうパックの60〜100サイズ」となっており、らくらくメルカリ便で扱えるサイズよりも小さいことがわかります。
ただ、ゆうゆうメルカリ便のゆうパックでは「一律30kg」まで扱えるので、小さくても重い物に適しています。
サイズだけでいえば、らくらくメルカリ便に負けますが、条件によってはゆうゆうメルカリ便の方が適している場合がありますね。
違い2 料金が違う
ゆうゆうメルカリ便 | らくらくメルカリ便 | |
A4サイズ | 175円 | 195円 |
60サイズ(2kgまで) | 600円 | 600円 |
80サイズ(5kgまで) | 700円 | 700円 |
100サイズ(10kgまで) | 900円 | 900円 |
120サイズ(15kgまで) | ー | 1,000円 |
140サイズ(20kgまで) | ー | 1,200円 |
160サイズ(25kgまで) | ー | 1,500 円 |
これだけ見ると、A4サイズで送る場合は、ゆうゆうメルカリ便が適していますね。
厚さもゆうゆうメルカリ便では3cm以内、らくらくメルカリ便では厚さが2.5cm以内で重さ1kg以内という制限がありますので。
違い1でも触れましたが、100サイズ以内で重さが10kg以上あるものであれば「ゆうゆうメルカリ便」、100サイズ以上であれば「らくらくメルカリ便」となるでしょうか。
違い3 発送できる場所が違う
らくらくメルカリ便では、「クロネコヤマトの営業所」「ファミリーマート」「サークルKサンクス」の3箇所で荷物の発送を行うことができました。
ゆうゆうメルカリ便では、「郵便局」「ローソン」が新たな発送場所とすることができます。
ファミマやサンクスが近くにないが、ローソン or 郵便局なら近くにある!という方がメルカリを使うにあたって便利になりましたね!
私も郵便局なら近くにあるので、格段に便利になります!O(≧▽≦)O ワーイ♪
メルカリさん、やりますね!
違い4 集荷方法が違う
ゆうゆうメルカリ便では集荷には対応していません。
らくらくメルカリ便では、集荷料はかかりますが、クロネコヤマトを使っての集荷ができたんですけどねー。
そこはちょっと残念です。
違い5 受け取り場所の選択肢が違う
ゆうゆうメルカリ便では、受け取り場所に以下の場所が指定できます。
●自宅
●郵便局
●ローソン
●ミニストップ
●はこぽす
上記の5つが選択肢として用意されています。
らくらくメルカリ便では自宅のみだったので、選択肢が増えるのは助かりますよね。
はこぽすはまだ設置数が少なく、場所が限定されています。
日本郵便のホームページに設置場所が記載されていますので、こちらからご確認ください。
ゆうゆうメルカリ便の使い方
では、ゆうゆうメルカリ便を使って配送するまでの手順を見ていきましょう。
※基本的に「らくらくメルカリ便」と同じです。
1.出品時にゆうゆうメルカリ便を選択しよう
ここでゆうゆうメルカリ便を選択しておかないと、匿名で配送することができないので注意しましよう。
やりかたは、出品アイコンをタップして、メニューを少し下にスクロールすると、「配送の方法」がありますので、そこから「ゆうゆうメルカリ便」を選択しましょう。
画像で補足しますね。



2.商品が売れたら発送手続きをしよう
実際に商品が売れたら、「取引画面へ」をタップして、発送方法を選びましょう。
次の3つから選択することができます。
●ローソンから発送
●郵便局へ持ち込んで発送
3.配送サイズを選択しよう
配送サイズを「小型サイズ」「中型サイズ」「大型サイズ」から選びましょう。

ローソン・郵便局から発送の場合の手順
ローソンの「Loppi」から、郵便局では「ゆうプリタッチ」からの手続きになります。
詳細は以下を確認してくださいね。
郵便局からの場合 → 利用方法 → 郵便局での手続き
まとめ
ゆうゆうメルカリ便のメリット・デメリット・違い等を書いてきました。
今まではらくらくメルカリ便を利用していた方も、発送場所の追加、受け取り場所の選択肢の追加によって、ゆうゆうメルカリ便を使う機会が増えるのではないでしょうか。
個人的には郵便局が発送場所・受け取り場所に増えたことで、今より更に楽に取引ができそうなので、大変満足しています。
「ゆうゆうメルカリ便」「らくらくメルカリ便」それぞれにメリットがありますので、上手に使い分けられるといいですよね。
今後も更に選択肢が増えるかもしれませんので、動向をチェックしながら、大いに期待しましょう!
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