今回は、まじめな記事を書いてみます。
テーマは、仕事と学歴について考えてみる です。
そもそも仕事力とはなんでしょうか。事務処理が正確なこと、話し方が上手なこと(営業トークですかね)、資料作りが上手なこと、などいろいろ挙げられると思います。
職種によって様々な捉え方があると思いますし、個人によってその考え方は十人十色だと思いますので、「職場で役に立つ人間かどうか」という意味で「仕事力」を定義したいと思います。
本記事では、学歴と就職の関係性、仕事力と学歴の相関関係などを書いてみようと思います。
今回の目次
前置き
本記事は、筆者が見てきたこと、実体験、企業の関連するポストにいる知人の話を参考に書いています。
必ずしも記載内容が、すべての企業の考え方ではないことをご承知おき願います。
学歴と就職の関係性
新卒の就活を題材として書いてみます。
筆者自身、就職活動中に感じたことですが、
新卒採用において学歴で切られるのはあたり前
です。
ある程度大きな会社であれば当然ですね。
中途採用であれば、業務経験も加味されますけど。
でも、最初に気になるのは学歴なのは間違いありません。
これは、採用担当者である面接官の立場にたてば容易に想像できます。
高い学歴を持っているということは、それだけ頑張ってきた、そこに至るだけの素養を持っている、ということですからね。
筆者自身、何社も大手にエントリーしましたが、面接まで行けたのは2社だけでした。
よく大学で、就職対策セミナーみたいのものが催されますが、すべてを鵜呑みにせず、参考程度に聞いておいたほうがいいでしょう。セミナーの言うとおり行動したって就職できるとは限りませんからね。
得た情報を、自分なりにどう活かせるかがポイントです。
ちょっと話がそれました。
学歴の話でしたね。
確かに、高学歴の人でも仕事ができない人はいます。
筆者の職場にもいます。頭はいいはずなのにもったいないですね。
でも、低学歴の人に比べれば、仕事はできる人の確率は高いはずです。
結局は、仕事ができる人の確率が高いから、採用の際に学歴で切られるんですね。
企業は採用に時間をかけられない
新卒採用に十分な時間(例えば24時間365日)をかけられる場合、学歴だけでなく、面接、採用テストの結果を十分に考慮した上で、採用の判断ができます。
しかし現実は、面接が2次、3次とあろうと、数分、数十分の短い時間しかかけられません。
その時間で分かることは、「基本的な受け答えができるコミュ力」「意欲」だとか、「ルックスがいいな」のようなレベルのことです。
つまり、企業側は時間が無い中で優秀であろう人材を確保するために、学歴、面接、採用テストを用いて、確率的によいであろう人材を選ぶわけです。
企業の採用担当者も失敗できないですからね。
失敗したら評価が下がってしまうかもしれません。
上司にも怒られますよね。
「どうしてこんなのを採用したんだ」と。
そうならないように、学歴で選ばれるのは当然の流れになってしまいます。
仕事力がある人は学歴もある
次に、仕事力と学歴について書いてみます。
筆者の見解は見出しの通り、
仕事力がある人は学歴もある
間違ってはいませんよね。ですが、学歴がない人でも、要領よく仕事をこなす人もいますよね。
ただ、学歴がある人の方が、仕事ができる方が多いと思います。
まわりを見てみても、結局は高学歴の人の方が仕事もできるし、出世も早いですね。
※ちなみに筆者はどこにでもいる平凡な人間クラスです。
上場企業の社長の出身大学を見てみてください。
だいたいは高学歴の方ですよ。
仕事力と学歴の相関関係
では次に、仕事力と学歴の相関関係について書いていきます。
学歴の話をすると、多くの人が口にするであろう言葉があります。
「高学歴の人が必ずしも仕事ができるわけではない」
これ、よく聞きますよね?
筆者もたまに使ってしまいます(笑)
まあ、常套句みたいなものですね。
前述にも似たようなことを書きましたが、間違ってはいません。
仕事というのは、言われたことだけをすればいいいわけではありません。
どう処理していくか、どう組み立てていくかを、自分なりに考えなければいけません。
それをやろうとしない、いつまでたってもできない人が、仕事力のない人間となるわけです。
ま、作業者レベルでOK!っていう人であれば、関係ありませんが。
近年はネット等のメディアが普及したため、こういう情報を得る機会が増え、仕事力のない人が目立っているように見えますが、こいういう人は昔からいたはずです。いつまでもそれは変わらないと思います。
しかし、低学歴の人が仕事ができるわけでもありません。
低学歴の人の中にも、ひたすら努力して仕事ができるようになる人もいます。
「叩き上げ」っていうやつですね。
でも、ごく一部の人だけであって、大抵は高学歴の人がなにをやってもできてしまいます。
例えば、単純な入力作業だとしても、高学歴の方が正確にできたりするものです。
低学歴の人は、この作業でさえ、正確にできない人がいるのです。
高学歴の人は勉強ができるということ
勉強ができるというのは、どういうことでしょうか。
テストでいい点数を取れることでしょうか。
筆者は
「つまらないことにも、継続して努力ができること」
だと思います。
学校の勉強ってつまらないですよね?
もちろん、興味のある教科、点数のとれる教科であれば、面白いかもしれません。
ですが、自分がつまらないと思っている教科って点数とれました?
筆者は満足のいく点数はとれませんでした。せいぜいよくて80点。
でも勉強ができる人って、どの教科も満点に近い点数をとっていませんか?
つまり、勉強ができる人とは、自分がつまらないと思っている教科も、継続して勉強する、という努力をすることができる人なのです。
仕事も9割はつまらない
仕事というのは、つまらない、めんどくさいことが多々あります。
筆者も現在の仕事内容はつまらないと感じています。
※なら転職すればいいじゃん、というのはなしで。
つまり、「つまらないことにも、継続して努力ができること」を証明している学歴の人は、1割の楽しさ、やりがいなどを得るために、9割のつまらない仕事においても努力できる人、ということになります。
これは、企業からしてみたら、ぜひ確保したい人材ですよね。
ちゃんと努力できる人、という指標なのですから。
勉強には努力と才能が必要
勉強に努力が必要なのは前述の通りですが、才能も必要です。
といっても、センスの良さみたいなものではなく、「継続して努力する」という才能です。
メジャーリーガーのイチロー選手を例にしてみましょう。
今では偉大なメジャーリーガーとなったイチロー選手ですが、小さいころ、高校時代、プロ野球選手になりたてのころはどうだったでしょうか。
彼は、小学生のころ、365日中360日は激しい練習をしていたそうです。また、7年間バッティングセンターに通い続けました。休んだのは、バッティングセンターが休みである正月の2日間だけだったそうです。
このころから継続して努力していたんですね。
高校時代は、甲子園には行きましたが、特に大活躍もしていませんし、優勝もしていません。
平成の怪物と言われた、松坂投手のような活躍はしていないんですね。
プロ野球ではオリックスに指名されるも、4位指名でした。全体で言うと40番目くらいですかね。
その後も彼は、黙々と努力を積み重ねました。
そしてついにメジャーリーガーとなり、日米通算4000安打を達成したのです。
イチロー選手が語った言葉の中に次のようなものがあります。
「いま、小さなことを多く積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだなというふうに感じています。
また、次のようにも語っています。
「僕を天才と言う人がいますが、僕自身はそうは思いません。毎日血の滲むような練習を繰り返してきたから、いまの僕があると思っています。僕は天才ではありません」
2つの言葉から分かるのは、イチロー選手は「継続して努力してきた」ということです。
努力してきたからこそ、今の偉大な記録があるんですね。
なので、「継続して努力する」ことが重要なんです。
これができるかどうかが、人生の分かれ道ではないでしょうか。
筆者の後悔・・・
完全に余談ですが、筆者も努力して、有名大学に行っとけばよかったと後悔しています。
当時は、勉強なんかしなくてもできるやつはできるんだ、と自分は出来もしないくせに、勉強をしない理由を作っていましたね。
今となっては取り返しのつかないことですが、自分の子供には、その子の可能性を広げるためにも、いい大学に行ってもらいたいものです。
まあ、今は今で割りといい仲間にも出会えているので、一概に悪いとは言えませんが。
まとめ
結論として、高学歴の人は仕事力が高い可能性があるので、採用だけに限らず、様々な面で有利です。
もし低学歴の人が高学歴の人を負かそうと思ったら、高学歴の人の弱い分野、参入の少ない分野で努力するしかないでしょう。「高学歴の人よりも」です。高学歴の人も、同じように努力しますからね。
今回の記事を書いていて、筆者自身改めて努力の大切さを痛感しました。
自分で書いていて痛感するくらい、今の自分に足りないものがわかったような気がします。
以上、今回はここまでです。
この記事がみなさんの今後の活躍の糧になれば幸いです。